
熊本地震から、9年。
桜の木も寂しくなって、
すっかり4月半ば。
新生活など、慣れましたか?
実は私も新生活なんですが
その話はまた今度・・・
ポカポカ嬉しい季節ですが
熊本地震のことを思い出して
気が引きしまる時期でもあります。
この9年間のことと
子供たちに伝えてきたことを
振り返ってみました。
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☆4月19日(土)10時〜11時半
「安全スペースを作ろう!」
オンラインワークショップ開催します!
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はっきりと思い出せる光景・・・
今でもはっきりと思い出します。
なんの前触れもなく、
まるで爆弾でも落ちたような、突然突き上げるような衝撃
そのあとに続く、いつまでも終わらないような横揺れ
とにかく子供たちの元へかけより
娘を抱きかかえて、息子の手を引いて
「とにかく逃げなきゃ!」と必死でした。
その後の避難生活は
たくさんの方と手を取り合って過ごしていましたね。
とにかく「生きた情報」は
SNSよりもご近所さんや、地元の友達が頼りになりました。
「給水車が〇〇公園に来るらしいよ」
「〇〇のコインラインドリーは開いてたよ」
「給水タンク余ってるから貸すよ〜!」とか
あと、物々交換もしてたな・・・笑
災害直後は自分の命を守る「自助」
そして、その後は「共助」
今思うと、その通りだな、と思います。
当時、アルファ化米の写真出てきた。
ちゃんとお皿にラップしてる・・・
とにかく息つく暇がなくて
ずーっと緊張してるんですよね・・・
2回も大きな揺れがくると、
もう1回来るかも・・・って
小さな余震でも、構えちゃうんですよ。
一人になった途端、
なぜか涙が出てきたりね・・・・
これ、私だけじゃなくて
当時はみんなそうだったと思う。
みんな被災者だから弱音なんて吐けないし
自分よりもっとツラい人いるのに・・・って。
後々聞いた話ですが、
実際に助けを求められずに我慢しすぎて
心や体調を崩した方も多いんですよね・・・
今思うと、
子どもたちに「ごめんね」と思うことも多くて。
大行列の温泉施設で
当時小学2年生だった息子を、
ひとりで男湯に行かせなきゃいけなかったこと・・・
きっと、不安だったろうと思います。
誕生日はケーキは買えなかったので
家にあったごはんを固めて
即席ケーキ作ったりしたなぁ・・・
9年間、子どもたちに伝えてきたこと
子どもたちは必ず被災する・・・
多分、国難級の災害に遭う。
なので、できるだけ
子どもたちに伝えてきたつもりです。
具体的には、
ブロック塀に近寄るな!
外で調理もできる!
火を起こして、焼いたら食べれる!
食料はどうやって調達するのか・・・
防災だけじゃなく、防犯も考えないといけない
(悲しいけどそれが現実!)
他にもたくさんあるけど
最後の最後は、自分の頭で瞬時に判断することだと思う。
子どもたちの未来が・・・
そして先月、
息子が防災士の資格を取りました。
背も足の速さも越されて、
きっと今なら
「お母さん遅い!」と言いながら
手を引いてくれるかもしれませんね(笑)
子ども達の生きるの未来が、
どうか希望に満ちていますように。
そして、どうか
みんな、生きて!!!